ダルバール広場(Durbar Square):旧王宮前にある広場で、旧王宮・寺院を中心にすばらしいネワール建築の数々を見ることが出来ます。建物の多くは17〜18世紀のネワール美術の華開いたマッラ朝のものです。周囲の寺院が石畳の路をはさんで、ほとんど軒を接するほどびっしりと建てられています。
旧王宮:マッラ朝の歴代の王が住んだ王宮です。パタンの王宮は、チョーク(中庭を囲む建物)で構成されています。王が即位する度に増築されて、一番多い時には12のチョークがあったといわれています。現在残っているのはこのうち3つだけです。王宮には謁見の間、会議室、客間、居室、浴室、台所、寺院、中庭などがあり、これらは14世紀ごろから300年に渡って造られました。
パタン博物館(マニ・ケシャブ・ナラヤンチョーク):王宮の中では一番新しいもので、1734年に完成しました。かつて王が舞踏や音楽を楽しむ場所であったといわれています。それぞれの寺院入り口には門があり、ここの門は金色の装飾を持つので「スン・ドカ」(黄金の門)と呼ばれています。スン・ドカの上にある金の窓から王は、広場に集まった民衆に姿を見せていました。1997年に改装され、現在はパタン博物館になっています。展示品の多くは、ヒンドゥー教の神像と仏教の仏像などで、演出もすばらしく見ごたえのある博物館です。
17世紀のシディナラシン王の時代に建てられたと言われるクリシュナ寺院には、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身であるクリシュナが祀られています。クリシュナとは、マハーバーラタ戦争の際に正義のために戦ったとして、ヒンドゥー教徒に広く人気のある神様です。クリシュナ寺院は、ネパールでは珍しい石造りで、他の追随を許さぬ石造建築の傑作であるといわれています。
マンガ・ヒティ |
タレジュの鐘 |
デグタレ寺院とパタン博物館 |
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クリシュナ寺院 |
ハリ・シャンカール寺院 |
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デグタレ寺院 |
王宮前の小さな寺院 |