17世紀のシディナラシン王の時代に建てられたと言われる
クリシュナ寺院(Krishna Mandir)には、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身であるクリシュナが祀られています。クリシュナとは、マハーバーラタ戦争の際に正義のために戦ったとして、ヒンドゥー教徒に広く人気のある神様です。クリシュナ寺院は、ネパールでは珍しい石造りで、他の追随を許さぬ石造建築の傑作であるといわれています。寺院の前には、ヴィシュヌ神の乗り物であるガルーダの像があり、壁と2階には「マハーバーラタ」の物語が、3階には、「ラーマーヤナ」の物語が刻まれています。ネパールを代表するシカラ建築の建物で、21の祠を持っており、ブッダも祀られています。ヒンドゥー教徒にとっては非常に重要な寺院で、クリシュナの誕生日にはインドからも多くの巡礼者が訪れ、寺院が人々に埋め尽くされます。
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