ニャタポラ寺院(Nnyatapola Temple)は、1702年にプパティンドラ・マッラ王により建立されたカトマンズ盆地で一番高い30mの寺院で、バクタプルの町の外からでも目にすることが出来ます。「ニャタポラ」とは、「五重の屋根」という意味で、この寺院は5段の基壇と五層の塔という構成になっています。石段の両側には下から順に伝説の戦士(ジャヤ・マッラとパッタ・マッラ)・象・獅子・グリフィン・女神の石像が守護神として1対ずつ置かれており、普通の人間の10倍の力を持つ、といわれる伝説の戦士から順に上に行くにつれて力がさらに10倍ずつアップするといわれてます。ニャタポラ寺院の本尊は女神シッディ・ラクシュミであると云われていますが、扉は釘付けされており、一度も開けられたことがありません。1934年の大地震の際にも、この寺院は最小限の被害にとどまったため、建築技術の高さが評価されています。5段の基壇の上に立つと町を見渡すことが出来ます。
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